【2013】ボージョレ・ヌーボーとは? 意味・楽しみ方 [グルメ・料理]
【2013】ボージョレ・ヌーボーとは? 意味・楽しみ方
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ボージョレ・ヌーボー解禁間近!!
今年のボージョレ・ヌーボーは11月21日(木)解禁です。
皆さん、『ボージョレ・ヌーボー』ってワインだということは
ご存知かもしれませんが、他のワインとの「違い」を聞かれた時
に説明できるでしょうか??
今回は、『ボージョレ・ヌーボー』の意味や楽しみ方について説明しますね!
※ボージョレ・ヌーボーを語る前に、
EUレベルでの「ワイン法」があり、さらにフランスではより厳格な
「ワイン法」があることを頭に入れておいてください。
具体的には、ワイン法に基づいたブドウ品種・生産地等の
基準を満たさないと、「A.O.Cボルドー」などラベルに地理的表示
が認められない等のルールがあります。
~ボージョレー・ヌーボーとは~
◆フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯・ボージョレ
で生産されるヌーヴォ(プリムールまたは試飲新酒)仕様の赤ワイン
土壌的条件によって「ボージョレ」と「ボージョレ・ヴィラージュ」のみに
生産が許されているワインの新酒のこと
◆Beaujolais 又は Beaujolais Villages
・・・地区名 ボージョレ地区 又はボージョレ・ヴィラージュ地区
◆Nouveau
・・・「ヌーヴォ」 フランス語で「新しい」
◆それぞれの国の現地時間で11月の第3木曜日の午前0時に
一般販売が解禁される。
日本は時差の関係から先進国の中で最も早く解禁の時を迎えると言われる。
◆「ボージョレ」や「ボージョレ・ヴィラージュ」は地区の名称であり、
同じボージョレーでもいろいろなワインがあるのは、それぞれの地区の
多くの生産者やネゴシアンと呼ばれるワイン商が、独自に醸造・瓶詰め
しているため。
(「日本酒」や鹿児島の「いも焼酎」などをイメージしていただければ
わかりやすいかも)
~「ボージョレ」と「ボージョレ・ヴィラージュ」の違い~
◆ブドウが栽培される土質
①ヴィラージュ・・・・砂質花崗岩→水はけが良い
②ボージョレ ・・・・粘土質石灰岩
◆ブドウの栽培地
①ヴィラージュ・・・・高知の日当たりが良い斜面
②ボージョレ ・・・・低地
※一般的に日当たりがよく、水はけの良い土壌が
ブドウの栽培に適していると言われている。
●日当たりが良い→ブドウが良く熟す
●水はけの良い土壌→ブドウ木が水分を吸収するために
地中深く根ざすことにより、より多くの養分を吸収し、
ワインに複雑味を与えるとされている
◆ボージョレ<ボージョレ・ヴィラージュと格付けされる。
当然、価格にも反映され、同じ生産者やネゴシアン(ワイン商)物
であれば、「ボージョレ」より「ボージョレ・ヴィラージュ」の方が
価格が高くなる。
◆味わいは一般的に「ボージョレ・ヴィラージュ」の方が、
コクや複雑味が感じられる仕上がりになるとされている。
~ボージョレ・ヌーヴォー購入においての注意点~
◆間違いやすいのは、新酒である『ヌーヴォ』ではなく
通常の『ボージョレ』というワインがあること。
また、より良質な土壌を有する10の
『クリュ・デュ・ボージョレ』では
新酒である「ヌーヴォ」を名乗って販売する
ことは禁じられています。
『Nouveau』の表記があるかが目安です。
まれに管理の悪い販売店では、前年のボージョレ・ヌーヴォが
置かれている場合もあるかもしれないので(笑)
『2013』等のヴィンテージ表示も確認しましょう!
(ラベル表記の例)
『Beaujolais Nouveau 2013』
『Beaujolais Villages Nouveau 2013』
※ワインなので、管理状態がよければ新酒でも1~2年位前の
商品でも全く問題ありません。
美味しく飲めますよ!(経験済み)
◆近年、「ボージョレ・ヌーヴォ」の便乗販売的な他の生産地
の新酒が同時に販売されていることも多いです!
例えば「日本国産の新酒」もありますし、「南フランスの新酒」や
「ノヴェッロ」と呼ばれるイタリアの新酒も近年見かけますね。
「ボージョレ・ヌーヴォ」とは使われているブドウの品種が違うので
上記のワインとは全く別物と考えて良いでしょう。
また、「ボージョレー・ヌーヴォ」とよく一緒に販売されている
白ワインの新酒は、厳密に言うとボージョレ地区の
北に位置する「マコネ地区」の新酒です。
「シャルドネ」というブドウ品種で作られています。
※ボージョレ地区では法律で、新酒(ヌーヴォ)として
「ボージョレ」「ボージョレ・ヴィラージュ」呼称の白ワインを
販売することは禁じられています。
いろいろな新酒を飲み比べてみるのも面白いでしょうね!
(後半に続く)
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↓(ここから後半です)↓
~『ボージョレ・ヌーボー』の楽しみ方~
◆一般的に「ボージョレ・ヌーボー」の特徴として、
●「色合い」・・・・明るく澄んだルビー色
●「香り」(アロマ)・・・・チェリー、ストロベリー、ラズベリー、キャンディなど・・・
●「味わい」・・・・軽やかでフレッシュ。適度な酸が感じられ、渋みの原因となる
タンニンが少ない口当たりが柔らかなワイン。
※「味わい」だけでなく、ワイングラスで「色合い」や「香り」も楽しみましょう!
ワインはアロマ効果もあるので、リラックス効果も期待できますよ!!
◆赤ワインだが、軽い飲み口なので、10℃位に冷やして飲むのが
適温とされています。
◆有名ソムリエによると、料理を問わず何にでも合うらしい・・・
この辺は、個人の主観によって変わってくると思います。
一般的には、ピザやパスタ、チーズ・ハム・ベーコン料理などは
鉄板ではないでしょうか。
肉料理も勿論合いますが、軽やかな味わいなので、濃厚なソース
の料理だと、ワインが料理に負けてしまうかもしれません。
焼き鳥なんかもいいですね!
個人的に、簡単でオススメしたいのは、フランスパンを2~3センチほどの
大きさにカットし、市販のチューブ入りのニンニクを軽くパンにつけて、
オーブントースターで軽く焼き上げたもの。
ニンニクの香りが食欲をそそりますし、どんなワインにも良く合います。
◆飲食店で楽しむ。ボージョレ・ヌーボーを扱っている飲食店も多くあります。
場合によっては、お店に確認して持ち込みさせてもらうのもいいかもしれません。
◆「クリスマス」や「年末年始」に楽しむ。
料理を問わないワインなので、パーティや家族で食事を楽しむのには
もってこいのアイテムです。
数本買い込んで、涼しい場所で保管しておきましょう!
~『ボージョレ・ヌーボー』雑学~
◆ヌヴォーはそもそも当地の農民が収穫を祝ったのが始まりとされています。
いわゆる「地酒」ですね。
◆ボージョレ・ヌーボーで使われる赤ワインのブドウ品種は
『ガメイ』という品種。
特徴としては、耐久性に優れ大量生産用の品種である。
同じブルゴーニュ地方の高級赤ワインの品種としては
ロマネ・コンティでも使われている『ピノ・ノワール』がある。
ガメイとは対照的で、繊細な品種である。
◆「ボージョレ・ヌーボー」は、製法上も早飲みに適した造り方
をされているため、早めに消費してしまった方が良いでしょう。
現在は、スクリューキャップの商品も増えているため、抜栓後
の管理も容易ですが、抜栓後は2~3日で飲みきってしまうのが
衛生上も良いでしょう。
◆ワインは光・熱・振動に弱い飲み物です。
たくさん買い込んで保存したい場合は、新聞紙などにくるんで
温度変化の少ない涼しい場所に保管しておきましょう。
冷蔵庫は乾燥と匂いの関係で、ワインの長期保存には適した場所
ではありません。
『ボージョレ・ヌーボー』も近年、ペットボトルの格安商品なども登場し、
お手軽感も出てきました。
ワインの飲まれない方も、渋みの少ない「ボージョレ・ヌーボー」は
ワインの入口としては最適な商品だと思います。
料理とワインを合わせることによって、お互いの良さが高まります。
皆さん、今年は年末年始も「ボージョレ・ヌーボー」で乾杯しませんか?
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ボージョレ・ヌーボー解禁間近!!
今年のボージョレ・ヌーボーは11月21日(木)解禁です。
皆さん、『ボージョレ・ヌーボー』ってワインだということは
ご存知かもしれませんが、他のワインとの「違い」を聞かれた時
に説明できるでしょうか??
今回は、『ボージョレ・ヌーボー』の意味や楽しみ方について説明しますね!
※ボージョレ・ヌーボーを語る前に、
EUレベルでの「ワイン法」があり、さらにフランスではより厳格な
「ワイン法」があることを頭に入れておいてください。
具体的には、ワイン法に基づいたブドウ品種・生産地等の
基準を満たさないと、「A.O.Cボルドー」などラベルに地理的表示
が認められない等のルールがあります。
~ボージョレー・ヌーボーとは~
◆フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯・ボージョレ
で生産されるヌーヴォ(プリムールまたは試飲新酒)仕様の赤ワイン
土壌的条件によって「ボージョレ」と「ボージョレ・ヴィラージュ」のみに
生産が許されているワインの新酒のこと
◆Beaujolais 又は Beaujolais Villages
・・・地区名 ボージョレ地区 又はボージョレ・ヴィラージュ地区
◆Nouveau
・・・「ヌーヴォ」 フランス語で「新しい」
◆それぞれの国の現地時間で11月の第3木曜日の午前0時に
一般販売が解禁される。
日本は時差の関係から先進国の中で最も早く解禁の時を迎えると言われる。
◆「ボージョレ」や「ボージョレ・ヴィラージュ」は地区の名称であり、
同じボージョレーでもいろいろなワインがあるのは、それぞれの地区の
多くの生産者やネゴシアンと呼ばれるワイン商が、独自に醸造・瓶詰め
しているため。
(「日本酒」や鹿児島の「いも焼酎」などをイメージしていただければ
わかりやすいかも)
~「ボージョレ」と「ボージョレ・ヴィラージュ」の違い~
◆ブドウが栽培される土質
①ヴィラージュ・・・・砂質花崗岩→水はけが良い
②ボージョレ ・・・・粘土質石灰岩
◆ブドウの栽培地
①ヴィラージュ・・・・高知の日当たりが良い斜面
②ボージョレ ・・・・低地
※一般的に日当たりがよく、水はけの良い土壌が
ブドウの栽培に適していると言われている。
●日当たりが良い→ブドウが良く熟す
●水はけの良い土壌→ブドウ木が水分を吸収するために
地中深く根ざすことにより、より多くの養分を吸収し、
ワインに複雑味を与えるとされている
◆ボージョレ<ボージョレ・ヴィラージュと格付けされる。
当然、価格にも反映され、同じ生産者やネゴシアン(ワイン商)物
であれば、「ボージョレ」より「ボージョレ・ヴィラージュ」の方が
価格が高くなる。
◆味わいは一般的に「ボージョレ・ヴィラージュ」の方が、
コクや複雑味が感じられる仕上がりになるとされている。
~ボージョレ・ヌーヴォー購入においての注意点~
◆間違いやすいのは、新酒である『ヌーヴォ』ではなく
通常の『ボージョレ』というワインがあること。
また、より良質な土壌を有する10の
『クリュ・デュ・ボージョレ』では
新酒である「ヌーヴォ」を名乗って販売する
ことは禁じられています。
『Nouveau』の表記があるかが目安です。
まれに管理の悪い販売店では、前年のボージョレ・ヌーヴォが
置かれている場合もあるかもしれないので(笑)
『2013』等のヴィンテージ表示も確認しましょう!
(ラベル表記の例)
『Beaujolais Nouveau 2013』
『Beaujolais Villages Nouveau 2013』
※ワインなので、管理状態がよければ新酒でも1~2年位前の
商品でも全く問題ありません。
美味しく飲めますよ!(経験済み)
◆近年、「ボージョレ・ヌーヴォ」の便乗販売的な他の生産地
の新酒が同時に販売されていることも多いです!
例えば「日本国産の新酒」もありますし、「南フランスの新酒」や
「ノヴェッロ」と呼ばれるイタリアの新酒も近年見かけますね。
「ボージョレ・ヌーヴォ」とは使われているブドウの品種が違うので
上記のワインとは全く別物と考えて良いでしょう。
また、「ボージョレー・ヌーヴォ」とよく一緒に販売されている
白ワインの新酒は、厳密に言うとボージョレ地区の
北に位置する「マコネ地区」の新酒です。
「シャルドネ」というブドウ品種で作られています。
※ボージョレ地区では法律で、新酒(ヌーヴォ)として
「ボージョレ」「ボージョレ・ヴィラージュ」呼称の白ワインを
販売することは禁じられています。
いろいろな新酒を飲み比べてみるのも面白いでしょうね!
(後半に続く)
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↓(ここから後半です)↓
~『ボージョレ・ヌーボー』の楽しみ方~
◆一般的に「ボージョレ・ヌーボー」の特徴として、
●「色合い」・・・・明るく澄んだルビー色
●「香り」(アロマ)・・・・チェリー、ストロベリー、ラズベリー、キャンディなど・・・
●「味わい」・・・・軽やかでフレッシュ。適度な酸が感じられ、渋みの原因となる
タンニンが少ない口当たりが柔らかなワイン。
※「味わい」だけでなく、ワイングラスで「色合い」や「香り」も楽しみましょう!
ワインはアロマ効果もあるので、リラックス効果も期待できますよ!!
◆赤ワインだが、軽い飲み口なので、10℃位に冷やして飲むのが
適温とされています。
◆有名ソムリエによると、料理を問わず何にでも合うらしい・・・
この辺は、個人の主観によって変わってくると思います。
一般的には、ピザやパスタ、チーズ・ハム・ベーコン料理などは
鉄板ではないでしょうか。
肉料理も勿論合いますが、軽やかな味わいなので、濃厚なソース
の料理だと、ワインが料理に負けてしまうかもしれません。
焼き鳥なんかもいいですね!
個人的に、簡単でオススメしたいのは、フランスパンを2~3センチほどの
大きさにカットし、市販のチューブ入りのニンニクを軽くパンにつけて、
オーブントースターで軽く焼き上げたもの。
ニンニクの香りが食欲をそそりますし、どんなワインにも良く合います。
◆飲食店で楽しむ。ボージョレ・ヌーボーを扱っている飲食店も多くあります。
場合によっては、お店に確認して持ち込みさせてもらうのもいいかもしれません。
◆「クリスマス」や「年末年始」に楽しむ。
料理を問わないワインなので、パーティや家族で食事を楽しむのには
もってこいのアイテムです。
数本買い込んで、涼しい場所で保管しておきましょう!
~『ボージョレ・ヌーボー』雑学~
◆ヌヴォーはそもそも当地の農民が収穫を祝ったのが始まりとされています。
いわゆる「地酒」ですね。
◆ボージョレ・ヌーボーで使われる赤ワインのブドウ品種は
『ガメイ』という品種。
特徴としては、耐久性に優れ大量生産用の品種である。
同じブルゴーニュ地方の高級赤ワインの品種としては
ロマネ・コンティでも使われている『ピノ・ノワール』がある。
ガメイとは対照的で、繊細な品種である。
◆「ボージョレ・ヌーボー」は、製法上も早飲みに適した造り方
をされているため、早めに消費してしまった方が良いでしょう。
現在は、スクリューキャップの商品も増えているため、抜栓後
の管理も容易ですが、抜栓後は2~3日で飲みきってしまうのが
衛生上も良いでしょう。
◆ワインは光・熱・振動に弱い飲み物です。
たくさん買い込んで保存したい場合は、新聞紙などにくるんで
温度変化の少ない涼しい場所に保管しておきましょう。
冷蔵庫は乾燥と匂いの関係で、ワインの長期保存には適した場所
ではありません。
『ボージョレ・ヌーボー』も近年、ペットボトルの格安商品なども登場し、
お手軽感も出てきました。
ワインの飲まれない方も、渋みの少ない「ボージョレ・ヌーボー」は
ワインの入口としては最適な商品だと思います。
料理とワインを合わせることによって、お互いの良さが高まります。
皆さん、今年は年末年始も「ボージョレ・ヌーボー」で乾杯しませんか?
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